1湯目 那須温泉『鹿の湯』
キュピの温泉ひとり旅、2日目です。
2日目の宿にチェックインまで時間はたっぷりあるので、どこか温泉に寄っていこう!
ってことでまずはタブレットでチェック!
周囲は結構単純温泉が多いのね。
どっかいいとこないかなぁ・・・
ん!
これは!
確か、風呂友が言ってたなぁ・・・
よし、そこに行ってみよう!
ってことで、ホテルから車でおよそ30分。
やってきました!
『鹿の湯』です。
外に出た途端、めっちゃ硫黄の臭い。
こちらのお風呂は硫黄泉なんです。
硫黄泉っていうと、箱根?大涌谷?小学生のときの修学旅行で温泉入ったかな。
それ以外で硫黄泉に入った記憶がないんだよなぁ・・・
いや、行ったなぁ!
昨年の3月に草津に行ったぁ!
すっかり忘れてた。
せっかく那須に来たわけだし、ここでしか入れない温泉に入ろう!
ってことで、今回は『鹿の湯』にしました。
営業情報
営業時間 8:00~18:00(17:30最終受付)
入浴料金(大人) 500円
基本、年中無休ですが、設備改修でお休みの日もあるとのことです。
お風呂場にはロッカーはなく、着替えなどを入れるかごしかありません。
貴重品はこのロッカーへ・・・
でも、入れた100円は戻ってきませんよ!
温泉分析書
おおっ!
めっちゃ歴史漂う温泉分析書!
なんて書いてあるんだ・・・
数値の単位も違うような・・・
ってことで、見やすい温泉分析書をパチリ📸
まずは泉温ですが、53.7℃→→→高温泉ですね。
そしてpH値は2.4。
スパ銭生活を始めて酸性の温泉は初ですね!
溶存物質は0.975g/kg。
溶存ガス成分は88.5mg/kg=0.0885g/kgなので、ガスを除いた溶存物質は0.8865g/kg。
1g/kgを超えていないので、こちらのお風呂は単純温泉です。
さらに、総硫黄『硫化水素イオン(0.0mg)+チオ硫酸イオン(0.0mg)+遊離硫化水素(88.5mg)=88.5mg』が2mg以上なので、硫黄泉です。
また、遊離硫化水素が主成分の硫黄泉は『硫化水素型』と呼ばれています。
以上から、こちらの温泉の泉質名は単純酸性硫黄温泉(硫化水素型)です。
特に硫化水素型の硫黄泉は肌に浸透しやすく、その浸透力は水の10倍と言われています。
毛細血管の老化が身体の老化とも言われていますが、硫化水素は皮膚から浸透すると毛細血管拡張の効果があります。
硫黄泉に入って毛細血管ケア。
アンチエイジングです。
かぶり湯・短熱浴
さて、肝心の温泉ですが、鹿の湯のHPのスクショを載せておきます。
46℃って・・・
48℃って・・・
似たような温度は久喜の百観音温泉で体感できますが、やっぱ熱湯はキュピには無理っすね。
温泉はチャレンジの場ではなく、心身が満足になる場です。
無理はせず温泉を楽しみましょう。
ってことで、キュピは41、42、43℃で短熱浴。
2回目が終わる頃には身体の中から燃えるようなポカポカ感!
これが硫黄泉の効果なのか!
3回目が終わって出ようと思いましたが、汗がたくさん出てきましたよ。
うちわがあったので扇いで扇いで涼みました。
硫黄泉に入る際の注意点
こんなのがあったよ。
硫黄泉では長湯はしない方がいいんですね。
お風呂場には『寝て休んではいけません!』って注意書きもありました。
安全に楽しく温泉を楽しみましょう。
鹿の湯周辺の風景
鹿の湯近くの風景。
なんか歴史を感じますね。
ちょいポツポツ雨が降ってましたが、それでもこの風景はずっと見ていられる。
でも、硫黄の臭いはずっと嗅ぐことはできないよね!
もっとこの風景を見ていたいけど、そろそろ次に行かないとね。
また硫黄泉に入りに来ますね。
那須から群馬県へのんびりドライブ
時刻は14:00。
これから次の目的地へ出発おしんこ~~~那須のぬか漬け~~~!
あっ、那須じゃなく茄子でした。
今回は温泉旅。
なので観光は今回はスルー。
でも、那須のどこかに寄りたかったなぁ。
那須から矢板へ・・・
途中、ガソリンスタンドやコンビニに寄って・・・
今回は高速はNGなので、日光経由で目的地へ。
日光散策したかった・・・
日光のスイーツ食べたかった・・・
でも、キュピは誘惑には負けません。
途中の大雨にも負けません。
東照宮を通過・・・
中禅寺湖周辺を通過・・・
くねくね山道をおりて群馬県に突入。
運転を続け、キュピが向かおうとしているところは・・・
2湯目 伊香保温泉
温泉ソムリエ認定講習会参加のために水上に行ったときに、『あっ、ここに行ってみたい!』と思っていたことが現実になりました。
来たよ、伊香保温泉!
なんだかんだで着いたのは18:30。
伊香保温泉に近づくにつれて霧が立ち込めてきました。
ちょい運転が心配でしたが無事に到着してよかったです。
こちらがキュピの宿泊するホテル『伊香保温泉 とどろき』です。
周りは霧・・・
でも、こんな風景もなんか乙ですね。
チェックイン後にお出かけ・・・のつもりでいたのですが、ホテルに着いて発覚!
駐車場がホテルから離れているんです。
ホテル↔️駐車場はホテルの車で送迎。
夜の伊香保遊びができません。
ってことで、ホテルにこもることにしました。
ホテル前にはローソンがあるし、部屋にはテレビもあるし、マンガ喫茶ほどではないけどマンガが読める場所もあるし、そしてホテルの1階と8階には温泉もあるし・・・
温泉分析書
ホテルの1階には大浴場(夜は24:00まで、朝は5:00~)、8階には展望露天風呂(夜は22:00まで、朝は5:00~)があるので、まずは8階の展望露天風呂へ行きました。
露天風呂の風景、とっても楽しみにしていたのですが、辺り一面が霧!
せっかく誰もいなく露天風呂が独り占めだったんですがね。
でも温泉はとっても気持ちよかったです。
暑くはなくちょうどいい温度でした。
ここの温泉はどんな感じ?
ってことで、温泉分析書です。
まずは泉温。
21.5℃→→→これって冷鉱泉!秩父以来です!
そして、こちらのお湯(今は温泉とは言いませんよ!)の湧出形態は自然湧出!
わんさかわんさかお湯が宝のように出てくるっていいですね。
pH値は6.4。
中性ですね。
中性のお湯は初です。
次に溶存物質(ガス性のものを除く)ですが、0.33g/kg。
1g/kgを超えていないので・・・
- 泉温が25℃を満たしていない
- 溶存物質(ガス性のものを除く)が1g/kgを超えていない
これらの理由で今のところ『温泉』ではないです。
しかし、溶存物質(ガス性のものを除く)を含めた含有成分に関する19の特定の条件のうち1つ以上が規定値に達すれば『温泉』と呼ぶことができます。
実際に、19の特定の条件のうちメタケイ酸(90.5mg/kg)が規定値の50mg/kg以上なので、こちらのお風呂は『温泉』です。
やったーーーって喜びたいけど、それはまだ早い!
温泉に泉質名がつくためには、その温泉が『療養泉』である必要があります。
療養泉であるための条件は、次の2つのどちらか一方が条件を満たすことです。
- 源泉温度が25℃以上である
- 溶存物質の総量など含有成分に関する7つの特定の条件のうち1つ以上が規定値に達している
泉温は21.5℃のため、条件①は×
②の『含有成分に関する7つの特定の条件』ですが、
- 溶存物質(ガス性のものを除く)
- 遊離二酸化炭素(遊離炭酸)
- 総鉄イオン【鉄(Ⅱ)イオン+鉄(Ⅲ)イオン】
- 水素イオン
- ヨウ化物イオン
- 総硫黄【硫化水素イオン+チオ硫酸イオン+遊離硫化水素】
- ラドン
のうち1つ以上規定値に達していればOKなんですが、今回の温泉分析書によると、水素イオン、ヨウ化物イオン、総硫黄、ラドンは無視することができるので、残りの3つで鑑定。
溶存物質(ガス性のものを除く):33mg/kg<規定値1000mg/kg
遊離二酸化炭素:50.7g/kg<規定値1000mg/kg
総鉄イオン:0.01g/kg<規定値20mg/kg
えっ、すべてが既定値に達していない!
ってことは、この温泉は『療養泉』ではない、つまり泉質名がつかない温泉なんです。
療養泉でない場合は泉質名がつかないので、温泉分析書には『判定』と記載されます。
上記の【4.判定】によると・・・
(前半省略)メタケイ酸の項により温泉に適合する。
ただし療養泉には該当しないので泉質名はない。
と記されています。
泉質名のつかない温泉は初めてです。
硫酸イオンと炭酸水素イオンが20ミリバル%を超えているので、泉質名のつかない温泉ですが、ズバリ美人の湯です。
クレンジング効果&保湿効果が期待できる温泉です。
お風呂には計3回入っちゃいました。
チェックイン後、寝る前、朝食後!
チェックアウトが12:00とだいぶ遅めなので、12:00ギリギリまでホテルで羽を伸ばすことができました。
朝食はバイキングでした。
夕食もバイキングだったので、夜の伊香保巡りができないことを知っていれば夕食も付けたんだけどなぁ。
朝からモリモリ食べちゃいました。
だって、夕方にはお仕事なんですから。
お仕事頑張るぞ!
まとめ
①那須温泉 鹿の湯は単純酸性硫黄温泉(硫化水素型)
かぶり湯&短熱浴で正しく硫黄泉に入りましょう。
②伊香保温泉 とどろきは温泉ですが療養泉には認定されません。
冷鉱泉&硫酸イオン・炭酸水素イオンが豊富な美人の湯です。
2泊3日の温泉ひとり旅。
とっても楽しかったです。
いろんな温泉に出会えてよかったです。